ハリケーンHARVEYがテキサス州沿岸に近づいているそうです


朝からローカルニュースでは、この話題で持ち切りだと思うのですが、ストーム(熱帯性暴風雨)HARVEYがハリケーンに変わったというニュースが出ました。
金曜日から週末にかけてテキサス州沿岸(コーパスクリスティー)に接近する可能性が高いと天気予報では伝えられています。直接ヒューストンには直撃しないものの、数日間はかなり強い雨が降り続くため、洪水や道路の冠水などの恐れが十分あります。
詳しくは、ローカルチャンネルの天気予報をご覧ください。

私が20数年ヒューストンで暮らしていて、ハリケーンで大騒ぎをしたのは二回のみです(ハリケーンRITA 2005, ハリケーンIKE 2009)。
ハリケーンIKEの際には私の自宅も一週間停電で、日が暮れるとともに寝る原始的な生活を送り、友人宅にお米だけ炊きに行き、冷蔵庫のものは全て捨てた記憶があります。(エリアによっては全く停電の被害に遭わなかったところもありました)

その時の経験から、事前に用意したほうが良いだろうポイントに絞ってお伝えします。

●水の補給(ペットボトルなど飲用水の確保)
●ガソリンの補給(車のガソリンは満タンですか?万が一避難しなければならないときなどを考えて常に満タンに近い状態にしておくことをお勧めします)
●缶詰めやクラッカーなどの火を使わなくても食べられる食料品の確保。(私はご飯を多めに炊き、パンなども焼いておきます。日本から鯖の缶詰なども買ってきており、常に常備しています)
●食べ物の確保(ハリケーンが去った後でも、スーパーなどに運送するトラックが入ってこれない可能性があるので、数日の食糧の確保)
●電池の補給
●懐中電灯やローソク、マッチなどの補給(電気が切れてしまうと夜は全く何も見えません)
●携帯などの充電
●電池などで動くラジオの用意(停電すると外の様子はラジオなどを通してになってしまうので。携帯などはパワーがなくなってしまうので、あまり使わないように)
●救急セットの用意
●ペットなどが入る方はペットのエサなども十分補給してください。
●緊急連絡先などの確認(領事館、会社、知人、病院など)
●持病などで薬が常時必要な方は、余分な処方箋を出してもらうようにしてください。

また実際にハリケーンが上陸するというニュースになった際には、落ち着いてテレビのヒューストン市長などからの指示を見てください。その指示に従って避難を勧めることをお勧めします。過去のRITAの際には、本来一番被害に遭うとされていたガルベストン湾岸の方たちなどが、ヒューストン中心部の方々が大量に避難する為にハイウエーを渋滞にしてしまった為、避難ができなくなってしまったというケースがありました。 私も避難をすべくI-10に乗りましたが、普段10分で到着するところを3時間かかり、避難をあきらめて家に戻ったという過去があります。(幸いRITAの時は殆どの場所が大きな被害なく終わりました)

ハリケーンが上陸するような惨事になった場合は、家を持っている方は、家の窓に板などをうち、暴風雨から守るような対策もプラスです。またすべての方は、家の風呂などに水を十分にためておく(断水になる可能性もあるので)なども大切です。食事などは、ガスコンロなどを一台もっておくと、停電の際も温かい食事が召し上がれますので、プラスです。(ただし冷蔵庫の中は早く腐ってしまうので注意です)

最後に、ハリケーンが去った後は、停電や冠水している道路なども多くありますので、必要がなければ外出は避けた方が良いです。

尚、HEBなどでもハリケーン情報を出していますので、ご参照ください。また、政府でもハリケーンに準備に関してのサイトがありますので、ご覧ください。


ちなみに家の近所のHEBの様子です。本日午後5時時点で、スーパーの駐車場は停めるところが見つからないほどで、ガソリンスタンドも長蛇の列、スーパー内は水が全くなく、カップラーメン、缶詰(ツナ缶や缶のフルーツ、マメ、コーンなど)の棚もかなりすっきりしていて、なぜかバナナの棚がきれいだったのが意外でした。パンなどはまだたくさん置いてありました。




このような大騒ぎが、大騒ぎだけで終わる事を祈っております。
どうぞ安全な週末をお迎えください。

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