ヒューストン美術館に行ってきました。
通常週末は仕事が入っているのですが、先週の日曜日(9/18)ぽっかり予定が空いたので、行きたいと思って先延ばししていた草間彌生さんの特別展示会にヒューストン美術館に行ってきました。日曜日は午後12時45分から美術館は開き、草間さんの展示会はその日が最終日で、前売りは三週間前に完売で、当日券のみ限定販売という事で、12時過ぎに行きましたら、既にこんな長蛇の列でした。
それでも、せっかく来たのだから、同じ国から来たアーティストの作品をみたいと思い、列に並びました。
...が、私の列のかなり前の方から、既に完売の声が...
諦めて帰ろうと思ったら、お詫びの代わりの常設の方は無料で入れてくれるというので、
常設の方だけ見てきました。
ところで草間さんの展示は$25ほどしますが(常設も込み)展示の外から見たら、
こんな箱の中にあのオブジェなどがあるようです。私は勝手に特別展示なので、フロアいっぱいにあのオブジェの中に入れるのかと想像していたので、少し驚いて、警備員の人に、これだけなのですか?と聞いたら、そうだと言われ、その上に、「このボックスの中には多くの人が入れないので、人数を限り、一人三分で外に出されます」と言われて、これはルーブル美術館のモナリザくらいの、あっけない鑑賞になってしまうのではないか?と思いました。 見て見たかったけれど、最終日はそんなゆったり見れたりしないものですね。長い展示期間だったので、もっと早く見ておけばよかった...反省。
と、いう事で、常設展に行ったのですが、ヒューストン美術館、毎週木曜日はこの常設展が無料になりますので、私が貧乏学生で、お金はないのに時間だけが無駄に多くあった時代、よく学校帰りに月に一度は寄っていたのですが、私は絵画しか見ていなかったので、このような土器や土偶などの展示はゆったり見たことがなかったのです。
今回も時間はたっぷりあるのでゆっくり土偶などを見て回りました。人が全然いないので、まるでプライベート美術館のようでした。
北米の、メキシコからガテマラあたりの、インカマヤ文明などは私自身興味があり、カンクーンに行った際には自分たちで片言のスペイン語で地元メキシコ人たちが乗る特急バスでチェチェンイッアという遺跡のピラミッドを二回ほど見に行ったりしましたが、ヒューストンにも沢山面白い土偶などが保管されていたなんて、全く見逃していました。
以下はほんの一例です。
よく見ると、かなり笑える顔です。右のおじさんなんて、鼻と口にわりばしさして、まるで酔っぱらった宴会のおっさんみたいです。(上)
下は、またお笑い芸人みたいな土偶です。この時の文明の時代には、笑ったり、踊ったりする土偶が神様として称えられていたそうです。なんとものんきな時代ではないですか。日本の七福神を思わせます。
そしてなぜか、日本の歌舞伎みたいな顔たちが突然出てきます。これもメキシコからガテマラにて見つけられた土偶で、このような顔の方はもちろんおりませんが、当時は、細い目とこのような顔が神様の顔と拝められていたとか書いてありました。どうみても、アジア系です。インカマヤ文明ってどこまでも摩訶不思議で、本当に面白いです。
(下)ガテマラの土偶。未だにこんな顔しているラテン系の人いますよね。
ヒューストン美術館は土偶以外にも、絵画も実は充実しています。
常時展示されている絵画は、新館の方にあります。
本館から入って地下に行くと、地下から新館につながる道があります。(下)色が変わったりして、ここもアートな空間になっています。
宗教画も多く展示していますが、個人的に興味がないので写真は一枚もありません。
鮮やかなマチスなどもこんな感じで(下)飾ってあり、左はピカソです。
また、私の個人的な趣味で写真を撮ってしまったのですが、モネなども三点展示されています。モネはアーティストの中でゴッホと並ぶ私のお気に入りなので、この絵は貧乏学生時代、本当に本当によく眺めに来たのです。人も少ないですし、特に絵との境界線などもないので、本当に間近にて眺めることもできます。
モネのアムステルダムの風車の光景。実は先日アムステルダムから戻ってきたばかりだったので、感慨もひとしおです。
ちなみに、美術館の本館にはアートカフェがあり、午後2時までブランチを出しています。
味は悪くなかったです。カフェの中にもアートがきれいに飾られており、良い感じでした。カフェでは月に一度ほどハッピーアワーのようなイベントもあったりするようです。
尚、美術館本館の道路を渡りますと、彫刻の公園があります(無料)とても暑くて、外でゆったり彫刻を見るなんて人はおらず、またもやプライベート状態でしたが、なんとこんな無料彫刻公園なのに、ふつーにロダンの彫刻とかがあったりして、驚きなのです。
こんなヒューストン美術館ですが、お暇なときがあれば、ぜひ一度足を運んで、ゆっくり見て回ってください。 先日私はパリとアムステルダム、ベルギーを駆け足で回ってきましたが、旅行者なので各美術館もゆったり見て回る事ができず、今回のヒューストンの美術館は住民ならではの、ゆったりした芸術鑑賞ができました。
それでも、せっかく来たのだから、同じ国から来たアーティストの作品をみたいと思い、列に並びました。
...が、私の列のかなり前の方から、既に完売の声が...
諦めて帰ろうと思ったら、お詫びの代わりの常設の方は無料で入れてくれるというので、
常設の方だけ見てきました。
ところで草間さんの展示は$25ほどしますが(常設も込み)展示の外から見たら、
こんな箱の中にあのオブジェなどがあるようです。私は勝手に特別展示なので、フロアいっぱいにあのオブジェの中に入れるのかと想像していたので、少し驚いて、警備員の人に、これだけなのですか?と聞いたら、そうだと言われ、その上に、「このボックスの中には多くの人が入れないので、人数を限り、一人三分で外に出されます」と言われて、これはルーブル美術館のモナリザくらいの、あっけない鑑賞になってしまうのではないか?と思いました。 見て見たかったけれど、最終日はそんなゆったり見れたりしないものですね。長い展示期間だったので、もっと早く見ておけばよかった...反省。
と、いう事で、常設展に行ったのですが、ヒューストン美術館、毎週木曜日はこの常設展が無料になりますので、私が貧乏学生で、お金はないのに時間だけが無駄に多くあった時代、よく学校帰りに月に一度は寄っていたのですが、私は絵画しか見ていなかったので、このような土器や土偶などの展示はゆったり見たことがなかったのです。
今回も時間はたっぷりあるのでゆっくり土偶などを見て回りました。人が全然いないので、まるでプライベート美術館のようでした。
北米の、メキシコからガテマラあたりの、インカマヤ文明などは私自身興味があり、カンクーンに行った際には自分たちで片言のスペイン語で地元メキシコ人たちが乗る特急バスでチェチェンイッアという遺跡のピラミッドを二回ほど見に行ったりしましたが、ヒューストンにも沢山面白い土偶などが保管されていたなんて、全く見逃していました。
以下はほんの一例です。
よく見ると、かなり笑える顔です。右のおじさんなんて、鼻と口にわりばしさして、まるで酔っぱらった宴会のおっさんみたいです。(上)
下は、またお笑い芸人みたいな土偶です。この時の文明の時代には、笑ったり、踊ったりする土偶が神様として称えられていたそうです。なんとものんきな時代ではないですか。日本の七福神を思わせます。
そしてなぜか、日本の歌舞伎みたいな顔たちが突然出てきます。これもメキシコからガテマラにて見つけられた土偶で、このような顔の方はもちろんおりませんが、当時は、細い目とこのような顔が神様の顔と拝められていたとか書いてありました。どうみても、アジア系です。インカマヤ文明ってどこまでも摩訶不思議で、本当に面白いです。
(下)ガテマラの土偶。未だにこんな顔しているラテン系の人いますよね。
ヒューストン美術館は土偶以外にも、絵画も実は充実しています。
常時展示されている絵画は、新館の方にあります。
本館から入って地下に行くと、地下から新館につながる道があります。(下)色が変わったりして、ここもアートな空間になっています。
鮮やかなマチスなどもこんな感じで(下)飾ってあり、左はピカソです。
また、私の個人的な趣味で写真を撮ってしまったのですが、モネなども三点展示されています。モネはアーティストの中でゴッホと並ぶ私のお気に入りなので、この絵は貧乏学生時代、本当に本当によく眺めに来たのです。人も少ないですし、特に絵との境界線などもないので、本当に間近にて眺めることもできます。
モネのアムステルダムの風車の光景。実は先日アムステルダムから戻ってきたばかりだったので、感慨もひとしおです。
ちなみに、美術館の本館にはアートカフェがあり、午後2時までブランチを出しています。
味は悪くなかったです。カフェの中にもアートがきれいに飾られており、良い感じでした。カフェでは月に一度ほどハッピーアワーのようなイベントもあったりするようです。
尚、美術館本館の道路を渡りますと、彫刻の公園があります(無料)とても暑くて、外でゆったり彫刻を見るなんて人はおらず、またもやプライベート状態でしたが、なんとこんな無料彫刻公園なのに、ふつーにロダンの彫刻とかがあったりして、驚きなのです。
こんなヒューストン美術館ですが、お暇なときがあれば、ぜひ一度足を運んで、ゆっくり見て回ってください。 先日私はパリとアムステルダム、ベルギーを駆け足で回ってきましたが、旅行者なので各美術館もゆったり見て回る事ができず、今回のヒューストンの美術館は住民ならではの、ゆったりした芸術鑑賞ができました。
1001 Bissonnet St, Houston, TX 77005
入場料大人$10(常設展示、特別展は別途かかります)木曜日は常設展のみ無料。
駐車場は本館前の教会の駐車場が無料で使えます。満車の時は美術館新館につながる立体駐車場が$10-15ほどかかります。
MondayClosed
Tuesday-Wed 10AM–5PM
Thursday10AM–9PM
Friday10AM–7PM
Saturday10AM–7PM
Sunday12:15–7PM
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