ハリケーンの季節がやってきました

既に6月からハリケーンの季節が始まっております。11月までがハリケーンシーズンと言われ、日本の台風の時期と似たように夏の終わり8月下旬ごろから9月ごろがハリケーンが発生する回数が多いようです。 昨年はヒューストンはハリケーンの被害というよりは、ハリケーンの停滞による集中豪雨のために、大きな被害にあいました。また、メモリアル、KATYやSUGARLANDなどの一部エリアは、直接のハリケーンの被害ではなく、国がダムの放水を決行したために、二次災害で浸水したという大きな被害にあいました。未だに、多くの家主は家に戻れず、修復できないままの家も多く、昨年の被害の痛手の大きさを未だに物語っております。(私も実はそのダムの放水による被災者の一人です。家は戻っておりますが、まだ完全に終わってはいませんが、後は自分たちで行う手直し程度なので、のんびりやっていこうと思っています)

今年はそのような被害がない事を心から祈っていますが、自然災害に関しては、私どもが止める事はできません。 最近お客様から、”洪水の起きない場所”を探してほしいという依頼が多いのですが、残念ながらヒューストンは平地でありますので、洪水地域に指定されていないエリアでも、例えば集中豪雨が一日二日降り続けば、道路は冠水し、床下、床上浸水の可能性は出てきます。 (ただし、私の23年の経験上、洪水エリアでない地域に住んでいる私は今回のダム放水以外は被害に遭った事がありませんので、そこまで心配されないように)

その為に、誰もがハリケーンの為の準備、対策を行っておく必要があると思っております。 昨年の経験を元に、ハリケーンの準備のリストを作ってみました。ハリケーンが近付いてくるというニュースが流れてからでは遅いので(町中のスーパーに人があふれ、信じられないかもしれませんが、棚の食糧や水がスーパーから一斉に消えます)予め、水や電池、懐中電灯、缶詰の食糧などは用意しておくことをお勧めします。

  1. 水(一人一日1ガロンは用意、最低でも三日から四日分)
  2. 食料(クラッカーや缶詰など火がなくても食べられるもの、最低三日分)
  3. 懐中電灯(LED、一人一つ)
  4. 蝋燭、マッチ、チャッカマンなど
  5. プラスチックの皿、スプーンフォークなど
  6. ガスコンロ(カセットガスで使えるもの。Hマートなどにて$30ほどで売っています)およびカセットガス缶
  7. 充電器
  8. 救急セット
  9. 非常用の連絡先(携帯のバッテリーが切れてしまうと情報が分からなくなります)
  10. 電池で動くラジオ、テレビなど
  11. ペットにはペット用の十分な餌
  12. 現金(停電するとATMも使えません)
  13. パスポートなどの貴重品
  14. クーラーボックス(停電した時にこちらに詰めておき食べれるものは消費する)
  15. 避難する必要がある場合は、リュックなどに必要最低限のものを入れて用意


因みに、ご存じない方も多いようなのですが、家やレンターズ保険などは、洪水は対象外です。持ち家の方は、特に、洪水エリアに住んでいなくても、洪水保険(FLOOD保険)は加入しておくことをお勧めします。 洪水保険は、政府が援助している保険でありますので、洪水エリアでなければ、年間$500ほどで加入できます(場所にもよるので、それよりも高くなる可能性はあります)また、国の援助での保険ですので、保険料はどの保険会社でも一律同額です。 今まで洪水保険に入っていなかった方も今年のハリケーンの前には、加入しておくことをお勧めします。(尚、この場合、保険に加入しても30日のWAITING PERIODという待機期間がおかれますし、ハリケーンの警告が出ましたら、保険は、ハリケーンが過ぎるまで購入できませんのでご注意ください)

ハリケーンガイドはこちらから、ダウンロードできます。(英語です)





Comments

Popular Posts