ヒューストンの2016年のアパート賃貸の行方

2016年は石油価格が$30/バレルを切るような状況からスタートしましたが、ヒューストンの不動産のマーケットはどうか?スランプに陥ってるのか?という質問の答えは、人によって異なるようです。
ヒューストンビジネスジャーナルの記事によりますと、石油価格などの影響もあり、2014年は105,000もの仕事が作られたのに対して、2015年は21,900しか仕事が新たに作られなかったそうです。 解雇なども進む中、ヒューストンはまだ102件ものアパートの建設計画がされており、中には、作りすぎだろうという声もあるようです。
2016年のアパートの家賃の値上げ率は2.5-3.5%を予想し、入居率はAクラス(一番良いランクのアパート達)は90%くらいであるだろうと予想しているとの事で、これはエネルギーのブーム(シェールガス革命)以来初めての事だそうです。 今年はAクラスのアパート入居率は、前年と変わらないか下がるかと予想し、BやCクラスのアパートは前年よりも入居率が上がると予想されている方もいるよう。

ただし、アパート建設会社などは、この低迷時期を逆にチャンスと取っているところもあるようです。このような低迷時期であれば、アパートを手放す会社も出てくるので、更に多くのアパートを買い占める事ができるとみているようです。



2013年2014年頃は、確かに人口がものすごく増え、ヒューストンに移転する会社、雇用を増やす会社なども増えたのに対し、アパートが間に合わず、家賃が毎年急増する状況でしたが、2015年は前年度と家賃レートが変わらないか、新しいアパートなどが2か月無料などのスペシャルを出したりする為に、それに合わせて家賃を下げるところも出てきました。
今年は、まだヒューストンに移動してくる人口なども前年度と同じくらい多いのか、少なくなるのか、予想も付きませんが、新築のアパートは増え続けているので、借家人側からしたら、今まで支払っていた家賃価格で今までよりもランクを上げたアパートに住めたり、今住んでいるアパートがあれば、以前ほどの値上がり率はなくなるのではないか、と、予想しています。


<註>
アパートなどに引っ越し、新しくヒューストンに移って来る方などで、賃貸などのご案内が必要であれば、お問合せください。ヒューストンは、アパート側が不動産会社に紹介料を支払うシステムなので、ほとんどのケースが、ご案内のサービスに費用はかかりません。詳しくは、直接こちらにお問い合わせください。

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