石油価格の下落は果たしてヒューストンの不動産に影響するのか?

皆様もヒューストンをはじめテキサス州は石油やガスなどのエネルギー関係のビジネスが支えている事をご存じであると思いますが、シェールガスなどの開発からヒューストンの石油ガスビジネスが拡大し、今もビジネスが拡大しつつあります。 ヒューストンの北にあるTHE WOODLANDという新興住宅都市にはEXXONのヘッドクオーター(本社)が移動してくることで、ここ数年WOODLANDの不動産価格は高騰し、マーケットに出る前になくなってしまうような事もあったそうです。 

ただし、今年の後半に入りオイル価格の下落で、様々なオイル石油関係の会社が雇用を減らしたりし始めています。そこで、話題に出ているのが、果たして2015年のヒューストンの不動産市場の行方はどのようになるのか?という事です。

様々な方が色々な推測をしていますので、一つの記事や一人の発言を信じるのは大変危険ですから、色々な情報を収集し、今後の様子を見届ける必要がありそうです。

一つの例としては、テキサスA&M大学のREAL ESTATE CENTER(RECON)では、このような記事を載せています。記事全体はこちらをどうぞ。

この記事を簡単に要点のみ要約しました。

”石油価格は、来年のテキサスの不動産マーケットにとっては一番重要な問題になるでしょう”というのは、リサーチセンターのジム ゲインズ経済博士の発言です。”これは大変不透明なところです。今年の後半の半年は、原油価格が50パーセントも下がりました。(1 バレル$107から1バレル$53まで)。疑問は”果たしてこれがテキサスにとってどのようない意味をもたらすのか?”という事です。ゲインズ博士は、低い石油価格は4月ごろから(セカンドクオーター)州の経済や不動産から得る報酬を奪い始めるでしょう。”
ただし、ゲインズ博士は、こうも発言しています。”掘削の減少や開発の減少などは、加工処理などの運営の為の資本構成を一部オフセットする為のもので、ペトロケミカルや他の産業は低いエネルギー価格によって利益を受け、国全体の経済を発展することになるとでしょう。”
従って、一方では低価格によって悪影響をもたらせますが、もう一方では低価格が助けになる。

一般的に石油の低価格やガソリン価格は国全体の経済を助ける事になる。テキサスは国全体の経済の支えられるでしょう。多くの事を今後目を見張って様子を見る必要があります。
(引用記事:http://www.recenter.tamu.edu/recon/)

石油価格の下落は、石油ガス関係の会社の様々なプロジェクトや雇用には影響してくる可能性はありますが、これが果たしてヒューストンの不動産マーケットにどう影響するのか?というのは、
まだ来年になってみないと分からない...というところなのでしょうか?




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